共感の営業育成コンサルタント 前川あゆです。
「共感」という言葉に、みなさんおおよそいいイメージを持っていると感じてます。
私は「共感営業」を商標登録し、書籍も出し、セミナーや講演や研修もしていて
「共感」というワードを発しない日はないほど「共感」ざんまいの日々です。
営業も接客も販売促進も、もっと言うと仕事以外でのコミュニケーションも含めて
すべて「共感」をキーワードに生きています!
ただ「共感」って広い意味を持っているので人によって定義は違いますよね。
営業において、どうしたら「共感」してもらえるのか。
これは、よく質問も受けますが、偶然を待つのではなくて、
営業側から「共感」を示すことが重要です。
そのためにはお客様の話をよく聴いて、態度と言葉に表すことがキモです。
ここで大事なのは、同じ感覚や同じ温度感です。
スピード、テンションもですが、使っている言葉そのものも
「共感」できるかできないかに大きく影響しています。
以前
「共感自分にいかに同情してもらえるかどうかってことですよね」と
言われたことがあります。
その方にとって「同情」と「共感」は同じ意味のようです。
でも私は、「同情」という言葉をプラスのイメージにとることができません...
「すごく共感しました!」と言われるとうれしいけど
「すごく同情しました!」と言われると複雑です。
「私に共感してくれたらうれしいです」はスムーズに入ってくるけど
「私に同情してくれたらうれしいです」だと「うーん」とひっかかります。
日本語っていろんな捉え方があるから難しいなと思うのですが
共感は同じ立ち位置、同情は両者の立場に上下があるイメージです。
ただ、辞書でひくとポジティブな意味もありますし
「他人の身の上になって、その感情 をともにすること。」と
「共感」そのもの!ととれる解説もあります。
ですが、
やはり話し方や使う言葉そのものがその人を印象づけるので
自分が違うな〜とか、なんか引っかかるな〜という言葉が会話の中で強く残ると
その方に対しての「共感」は起きないんですよね。
私の中では「同情」という言葉がそれに当てはまります。
対策としては
いろんな人と話してみて、あんまりいいイメージにとらえられなかった言葉は
営業トークでは使わないようにしたほうが良いと私は思いますよ!